海岸に流れ着いたおさるのシンバル人形を「王様」だと思ったおさるの少年の話。
おさるが目をさますと、あれれ? まだ夜中でした。なんにもない真っ暗の中、おさるはいろいろと考えます。デビュー30周年記念作!
広い海のむこうには何があるんだろう? おさるの少年の頭の中は突然、見慣れた海を不思議に思う気持ちでいっぱいになってきます。
山はいつも、同じところで、ぼくらを見ながら何を考えているのかな? と思ったおさるの少年は、山にのぼってみることにしました。
おさるは思います。川はいつも同じだけど、水はつぎからつぎに、新しい水に入れかわっているんだ......。