室町期ほど混乱の極みを見せた時代はないが、生け花、茶の湯、連歌、水墨画、能など豊穣な文化を生んだ偉大な趣味の時代でもあった。
※『中央公論』2020年7月号特集の電子化です。 ※電子版では、紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページがございます。 新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言が解除された。経...
「文学書である以前に、歴史を強くうごかした戦慄的な書物」司馬遼太郎はこう語った。
二十世紀思想の病―ナショナリズム、歴史主義、近代国家論をどう克服するか。教養の衰退、活字文化の危機にどう対処するか。