夏の盛りから虫の音ひびく秋へ、日ごと寒さは増しやがて雪が......。「春夏」に続く芳潤な小説集。
芭蕉・蕪村・一茶、そして近現代詩・俳句へ――。数々の名句・名詩の魅力や読み解き方、歴史を、第一線の作家と俳人がやさしく深く講義する最良の詩歌入門。人気シリーズ第5弾。
「『男性というものの秘密』を知っている作家」(松浦寿輝選「彼は昔の彼ならず」)――同性作家は太宰をどう読み、いかに選ぶのか。
芥川賞を受賞した「花腐し」、同賞候補作の「幽」をはじめ、官能と死の気配がただよう幻想的な味わいの色濃い初期作品6篇を収録。
最上級“ヒト型擬體”の妻を手に入れた青髭公を描く衝撃作『BB/PP』他、魅惑に満ちた珠玉作9編を収録する最新小説集!
神か、けだものか。四足獣のかたちをとったそれ=人外(にんがい)の、世界のへりをめぐる魂の旅を描く傑作小説。
己を人生の客となし、背後に時間はたゆたう。 怜悧な思索と生の官能とが反響しあう二十篇の随想。 人生の黄昏、わたしはこれから何をするのか、と自問する瞬間が訪れる。答えのない問いを「正しく問う」道...