ビジネス敬語は難しくない!敬語のややこしさを克服し、美しい日本語を学ぶ本10分で読めるシリーズ 椥辻夕子/著者 MBビジネス研究班/企画・編集

10分で読めるシリーズとは、読書をしたいが忙しくて時間がない人のために、10分で読める範囲の文量で「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」を基本コンセプトに多くの個性あふれる作家様に執筆いただいたものです。自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。是非、お試しください。

まえがき

正しい敬語、美しい日本語を使えていますか? 社会人は、ただ丁寧に話せばよいというものではありません。「こちらでよろしかったでしょうか?」や「資料の方、お持ちいたしました」のような、いわゆるバイト敬語では恥をかきます。また、2年目・3年目になっても敬語がおぼつかないと、「この人は経験不足なんだな」「未熟なんだな」と思われてしまいます。あなたの敬語の質は、先輩や上司の印象、ひいては会社全体の印象に影響するのです。

本書ではまず、「なぜ、敬語が難しいのか」について例を挙げながら説明していきます。さらに、尊敬語・謙譲語・丁寧語といった敬語の種類や、丁寧な表現にしようとして陥りがちな「二重敬語」についても説明していきます。ここまで読み終えれば、残念な敬語を使ってしまうことはなくなるでしょう。
敬語の基本をマスターしたところで、覚えておくべき美しい日本語フレーズをご紹介していきます。簡単なものばかりなので、よく読みこんでふとした時に口から滑り出るようにしてくださいね。

きちんとした敬語を話せる人は、第一印象が良いです。お決まりの敬語フレーズの上を行く「美しい日本語」を話せる人は、もっと印象が良いです。言葉のひとつひとつに心がこもっていると、教養が感じられ信頼できそうな印象にみえるのです。正しい敬語、美しい日本語をマスターするために、本書をぜひ役立ててください。