ナイス橋本「キミは君★」インタビュー

まず一番、最初に音楽を目指そうと思ったのは、どういうきっかけからだったのですか?

ナイス橋本:きっかけはほんと単純で僕は長崎出身で大学は関西の大学に受かったんですけど、大学を出る時に何か今まで自分がやったことないようなことをやりたいなと思っていた時に、音楽をやろうかなと思ったんです。
僕はそれまで楽器とかも全然やったことがなかったんですよ。

高校生の時とか回りには結構いたんですけど、僕自身は全然興味がなかったので、歌も歌えないし楽器も出来ない、そんな中で何が良いかなと思った時ラップだったら出来そうかもとか思って。(笑)最初はそんなノリで始めたんですね。

じゃあ、誰かにすごく傾倒してとかいうことではなかったんですね。

ナイス橋本:そうですね。言葉をリズム良く乗せて行くってことが楽しくて、これだったら俺も楽しそう!みたいな感じで、ラップそのもの自体がすごく思面白いなと思ったんですよね。

そこからなんですね。その後、デビューを目指して東京に来られたわけなんですよね。

ナイス橋本:僕ね、24、5歳位までは音楽をやりながら、別にそれで食べたいとかいうのは全くなかったんですよ。
それで20代中半になって、さすがに自分の中でこれはアカンぞと、何かやらなと思って、その時ぐらいから、これで何とかならないかなっていうことを考え出したんですよね。

そうしてるうちにやっぱり大阪だけでは窮屈になっちゃって、たまたま東京にいる友達が部屋が一つ空いてるから来ない?みたいな、軽い誘いがあったんですよ。
こういうチャンスがないとやっぱり出ないから、それで、じゃあ行ってみようと思って、東京に出たんですよね。
東京に来る時には何か決まっていたとかいうのは全くなかったんですけど、何かをやりたいっていう気持ちは漠然とありましたね。

でも何か運命っぽいですよね、お部屋が空いてなかったら、また違っていたでしょうしね。

ナイス橋本:そうなんですよ。僕って運命というか出会いに助けられてるんじゃないかなと思うんですよね。
デモも普通にいろんな人に渡してるうちに、そういう出会いで今のようになったりっていうのがあるから、すごくそう思いますよね。

デビューするまでのきっかけを見てると、まずFM局にデモを送って、ディレクターの方の目に留まって、その曲が番組でオンエアされてリスナーに支持を得るというのは、すごく正統派なタイプだと思いますが、今どき珍しい形だとも思うんですよね。それってご自分ではどんなふうに受け止めているんですか?

ナイス橋本:そこが自分でも信じられなかった気持ちなので(笑)、え?これで良いんですか?みたいな感じだったんですよ。
だから最近までは現実感がないっていうのが本当でしたね。
こうやって取材とかいろいろ受けさせて頂いたりとかしているうちに、何となくあぁ、そういうことなのかなって現実になって来た感じですね。

今だと大体は先にデビューが決まっていてというパターンが多いのに、それを飛び越えてダイレクトにリスナーの耳に届いてしまったというのはすごいですよね。

ナイス橋本:ほんとに僕自身も信じられなかったし、番組の中でかけるよっていうのを聞いて「えー!?大丈夫かなぁ?」って思ってましたからね。
だから届いたことは本当に嬉しいですけど、その時は実感としては全然なかったですね。

じゃあ、まだちょっと夢見心地なところから一歩進んで来たところですかね。

ナイス橋本:最初は何があったのかわからなかったですよ、事故みたいな感じでした(笑)。やっと自分の地面が見えて来ましたね。

インディーズのCDも聴かせて頂いて、他のHIP HOPやラッパーの方とは何かちょっと違う気がするんですよね。例えばリリックとかも今の主流って日常の話とかをヒューマンな形で語る人が多いんですけど、それとはまたちょっと違っていて、ちょっとお洒落で言っていることは結構、前向きなロックなリリックだなっていうところで、やっぱり一線を画している気がするですよね。

ナイス橋本:ありがとうございます。

そして遂に10月4日にメジャーデビューなわけですが、メジャーデビューが決まった今のお気持ちは?

ナイス橋本:気持ちはやっぱり不安半分、楽しみな気持ち半分ですよね。
これからもっといろんな人に会えるし、いろんなことが出来るし、個人ではやれなかったことがいっぱい出来るようになるわけじゃないですか。

大きい舞台にも立たせてもらう確立だって増えて来るし、今まではやれなかったことがいっぱいあるから、それに対する楽しみとかはいっぱいありますね。
それに伴ってやっぱり僕で大丈夫なのかとか、自分のスキル的なものだったりとか、リリックに対してもそうだし、そういう部分での不安はやっぱりありますよね。

インディーズ時代の写真と今回のシングルのジャケ写って顔つきが違うんですよね。やっぱり人前に出る顔をしてますよね。

ナイス橋本:ちょっと垢抜けましたね。(笑)

(笑)、でもなんでしょうね、前に出て行く人になって来てますよね。

ナイス橋本:ありがとうございます。

今回のリード・シングルとなる「キミは君★」は自分から見てどのような曲に仕上がりましたか?

ナイス橋本:僕はラジオ番組「SCHOOL OF LOCK!」でお世話になって、今、みんなのお陰でデビューが出来てるわけなんですけど、そのみんなに対しての気持ちを込めて書いた曲で、当然、リスナーだけではないんですけど、どちらかと言うとリスナーの方に聴いて頂きたいなと思って、「キミは君★」の歌詞を書いたんです。

あの番組は携帯と連動してるんですけど、携帯で中高生が悩みを送って、それに対してその悩みを見たリスナーの人達が、またその悩みについて解決法を送ったりとか、みんなで悩んだりとかするんですよ。
そういう時に見えたのが、やっぱりあぁいう時期って自分が何者かわからないし、悩んでるじゃないですか。

でもそれで悩むんだけど、結局、君は君なんだよっていうのを、僕はみんなより少し大人になったつもりでいるので、一つの意見としてそういう気持ちに対して僕なりの見解をその子らに対して答えとして乗せた感じですね。

決して見下ろしてるんではないけれども、同じ所に立って、でも大人の視点で言って頂いているのが、自分も勇気づけられるなと思いましたね。

ナイス橋本:ありがとうございます。でも僕は全く偉くないんで(笑)、それは気をつけたんです。
だから上から言うんじゃなくて、僕も一緒なんだよっていう、そういう気持ちをすごく込めたんで、そう言ってもらえるとすごく嬉しいですね。

きっと10代だともっとストレートにドンと来ると思いますよ、楽しみですよね。

ナイス橋本:届くと良いですよね。ほんとにそれが不安ですもん(笑)。

大丈夫ですよ(笑)。そして今回のシングルってかなり盛りだくさんなんですよね。

ナイス橋本:そうですね、意外と楽曲的にも賑やかなんですよね。
そこはどうしても音楽好きっていう僕の血が騒いじゃうとこで、僕は出はHIP HOPなんですけどいろんな音楽が好きで聴いてるから、そういうところは常にアピールして行きたいと思ってるんです。
だから盛りだくさんな感じになっちゃうんですよね。

トラックも普通のHIP HOPの方と違う感じがするんですよね。サウンドもお洒落で、アシッド・ジャズとかもちゃんと超えて来てる人なんだなぁっていう印象がありますよね。聴いていてポップな感じもするし、HIP HOPとしても成立してるしっていうところでボーダレスな感じはしますよね。

ナイス橋本:そこは僕もいつも心掛けてるところで、HIP HOPって一つのスタイルに括られてしまうのはイヤなんですよ。

(笑)。

ナイス橋本:それって偏見じゃないですか、HIP HOPだって良い音楽っていっぱいあるのに、なんかそのチェケラッチョでしょ?みたいなので(笑)、片付けられる感があんまり好きじゃなくて、それなら誰でも聴けるやつをそして曲も良いやつを作ったるわいと思った感じなんですよね。
だから誰でも聴けてっていうはほんとに心掛けてますね。

HIP HOPってすごく好きな人じゃないと敷居が高かったりするじゃないですか。それで食わず嫌いな人っていると思うんですよね。でも橋本さんのリリックや志はとても真摯なので、そこはとっかかり易いと思うんですよね。あっ、怖い人じゃないんだ!みたいなところも(笑)。

ナイス橋本:そこはたぶん大丈夫です(笑)。

それではカップリングの「Lady」についてもお話を伺おうと思いますが、またちょっと感じが違ってなんか大人っぽいですよね、こちらの方はご自分ではどのような曲に仕上がったと思いますか?

ナイス橋本:「Lady」は自分の好きな日常を切り取って貼った感じですね。
ジャズっぽい曲が作りたいなと思ってた時期だったので、そういうのを考えて「キミは君★」なんかと比べると、自分の好きな感じで自由に作ろうと思って作った曲ですね。

こっちの曲も聴きやすいですよね、サウンドがお洒落でカフェとかで掛かっててもOKな感じがしましたね。

ナイス橋本:ありがとうございます。一応、僕はメロディーと歌詞を書くんですけど、トラックメイキングする村カワという男がいるんですよ。
彼は全然HIP HOPの畑じゃなくて、ギターポップとかが好きだったりとかするんですね。
彼がそういうところに長けてるので、彼との意思の疎通でそういうHIP HOPっぽくなかったり、カフェとかで大人しい感じでも聴けたりするサウンドになっているというところもあるかもしれないですね。

新しい感じとしてジャンルで開ければ良いですよね。

ナイス橋本:そうですね。人と違うことをしたいっていうのは常にあるんで、そういう意味では不思議な感じかなと思うんですけどね。

カテゴライズされちゃってる人達はもうたくさんいるので、そうじゃない人が出て来ないと面白くないと思うんですよね。なので頑張ってほしいですね。

ナイス橋本:そうですね、それをみんなが受け入れてくれるのが一番の夢ですね。
僕がこれから努力しないといけないところです。

これからですよね。そしてもう1曲のカップリング曲「maple syrup (7cc mix)」、こちらはあまり歌詞がないんですよね。

ナイス橋本:はい、歌詞がないんですよ、あれは。
僕はバンドもやったりとかもしてましたけど、基本的にはずっとクラブで音楽を聴いていた人間なんですよ。
インストや打ち込みの音も好きだから、そういう音楽を聴きやすく程良い短さのテンポで入れたいなと思って、あの曲を入れたんですよ。
だから敢えて歌詞も載せてないし、歌詞はいらない曲だと思ってるんで、あの曲はビートとギターで聴いてほしい曲なんですよね。

こちらはCDを聴いてもらった人へ感謝の気持ちが込められたトラックということなんですよね。

ナイス橋本:そうですね、一つだけそこにメッセージを何か入れようと思ったんですよ。
メープルシロップって秋なんですよね。
このCDを聴いてちょっとでも楽しくなってくれた人がこの3曲目まで聴いてくれたから、じゃあ、秋の雰囲気を演出しつつもそこに僕のせめてもの気持ちを入れたいなと思って、“Thank You”っていう言葉だけをずっと最後に並べてるんですよ。

初めはわからなくて、よく聴いてみると、あっ!なるほど!っていうふうに思ったんですよね。

ナイス橋本:絶対聴こえるって感じじゃなくて良いなと思ったんです。
何となくそれでみんなに気持ちが伝われば良いかなぐらいなつもりで、あれは胡椒みたいな感じで入れたんで(笑)。

でもこっちの曲もカッコイイですよね。

ナイス橋本:ありがとうございます。僕は歌がないと音楽は成立しないってことはないと思うから、そういう曲があっても良いと思うんですよね。
例えばあの曲良いよねってなって、それで歌が入ってないけど良いよねっていうことになったら、4つ打ちとかハウスとか、あぁいうのってあんまり歌詞とかないし、そういう音楽に興味を持ってくれる人も増えるかもしれないじゃないすか、そういう意味もあるんですよね。

今回4曲ともタイプが違う曲じゃないですか、そこでナイス橋本さんの音楽的な間口の広さっていうのも感じたんですよね。今回のボーナストラックはインディーズ時代の作品に入ってる曲なんですけど、これはどういうところでリミックスで入れたんですか?

ナイス橋本:この曲はi-depの中村さんという方にリミックスをして頂いたんですが、事務所が一緒というのもあるんですけど仲良くて、僕が一度、こういうことになる前にHALCALIの曲でご一緒したことがあるんですよ。

中村さんの曲にRAPの歌詞を書いてっていうのがあって、その時に結構お互いに音楽性とかが面白く繋がったんですよ。
一緒に何かしようっていう話があったんで、じゃあ、リミックスをまずしてほしいなと思ってて、「beautiful days」っていうみんなが好きな曲があるんで、それをi-depにリミックスしてもらったら、すごく良いんじゃないかなと思って、それでお願いしたんです。

なるほどそうだったんですね。それでは少しナイス橋本さん自身のことをお伺いしようと思うんですけれども、客観的に見てナイス橋本さんはどのよう人物だと思いますか?

ナイス橋本:ナイス橋本は・・・意外と男受けはすごいするんですよね。
あとはチャラチャラして見えるんだけど、意外とちゃんとものを考えてますよみたいなヤツかなぁ(笑)。

(笑)。

ナイス橋本:あんまり上手く言えないですね(笑)。

チャラチャラして見られます?(笑)

ナイス橋本:チャラチャラして見られますよー。すごい見られます。

そんなふうには見えないですよ(笑)。

ナイス橋本:そうですか?良かった。お前はチャラチャラしてるっていっつも言われますよ。

でも見た感じのままじゃないぜっていうところで、それもまた魅力かもしれないですね。

ナイス橋本:そうですね、そういう魅力を押して行きたいみたいな。

(笑)、それではナイス橋本さんにとっての宝物を一つ教えて下さい。

ナイス橋本:宝物は僕らの発信する音楽とそれを聴いて良いと思ってくれる人、その繋がりが宝物ですね。

なるほど。

ナイス橋本:どっちかじゃないんですよね。それが上手く行って良いよねってお互い言い合える感じ、一緒に楽しいよねって言えるその空気が宝物ですね。

それはファンの方とか聞いたら嬉しいですね。

ナイス橋本:だったら嬉しいですね。

では音楽以外で今ハマってるものとか教えて頂けますか?

ナイス橋本:小物とかインテリアとかハマってますね、ライトとか。そういうのを見るのが好きで僕、暇があればよく見に行くんですよ。それで買えそうだったら買ったりしてそういうのにハマってますね。

じゃあ、お部屋が素敵な感じなんですね。

ナイス橋本:いや・・・、そ、そういうことにしておきましょう。(笑)

ではご自分の作品以外でお薦めのアルバムを1枚紹介して下さい。

ナイス橋本:じゃあ、せっかくなのでリミックスして頂いたi-depの「Super Departure」っていう出たばかりのやつがあるんですけどすごく良いので、それをお薦めにしたいと思います。

はい。では今後は音楽を通してどんなことを伝えて行きたいと思いますか?

ナイス橋本:なんかシンドイこととかいろいろあるかもしれないですけど、お互いみんなで楽しくやって行きましょうみたいなのは、言い古されてるのかもしれないけど、でもそれが出来るツールって音楽だけだと思うんですよね。
だからそういうことを押し付けがましくなく伝えて行けたら良いですよね。

ナイス橋本さんの音楽にはそういうところありますよね、押し付けがましくないんですよ、絶対。でももうちょっと頑張ろうよって言ってくれてる感じっていうのはありますよね。

ナイス橋本:僕らは一人ではないので、みんなでそうやって気持ちを共有することで楽になることっていっぱいあるじゃないですか、助け合いが出来たら良いよなみたいな、そこで僕が出来ることは音楽っていうツールで嬉しいことは増幅させてあげたいし、悲しかったことは励ましてあげたいし、そういう気持ちを音楽に乗せてもっといろんな人に伝えて行きたいですね。

それでは目標としている夢があったら教えて下さい。

ナイス橋本:目標はとりあえずナイス・ワールドをもっと広げたいですね。いろんなことを吸収して僕のフィルターで通したナイスな世界っていうのをもっと大きくして行きたいです。そしてジャンルにこだわらずに、僕が良いと思ったものを作り続けたいっていう気持ちはやっぱりあります。
それをいろんな人に認めてほしいし、良いなって思ってほしい。
その欲はすごいありますね。

ライブとかはこれからいっぱいやるんですよね?

ナイス橋本:はい。

ライブをする時は気持ちとかはいつもどういう感じでいつもされているんですか?

ナイス橋本:すごい緊張するんですよ。

え?そうなんですか?(笑)

ナイス橋本:ホンマにね、今でも緊張しちゃうんですけどね。
緊張しぃなんですよ、ライブの前とかガタガタなんですよね。もうーどうしよう笑われたらとか、どうしよう間違ったらとか思って。
とりあえずみんなホントに喜んでくれるのかなみたいな、その不安との闘いなんですよね。
それでバンッと出てみんなの顔を見た瞬間にホッと救われちゃう感じなんです。

出るまでが緊張なんですね。

ナイス橋本:出たら、緊張しなくなりますね。ほんとにそういう気持ちでいつもやってますね。
で、最終的にはみんなで仲良くなれたら良いなみたいな。一人でもこの中でナイス橋本を気に入ってくれる人が増えてくれたら良いなみたいな感じで、いつもライブはやってて、一人でも笑顔が増えると嬉しくなりますね。

じゃあ、これからいっぱいライブをやって頂いて増やして頂きたいですね。

ナイス橋本:はい、増やしまくりたいと思います。

(笑)、では最後になるんですけれども最後にみなさんに向けてメッセージをお願いします。

ナイス橋本:初めての方もいらっしゃるとは思うんですが、みなさんのお陰で今僕はメジャーデビューが決定しました。
まだまだ全然ゴールではなくてここからスタートなので、ナイスしか出来ない音楽をもっと突き詰めて、そしてよりみんなに届くような音楽を作って行きたいと思いますので、是非これからも応援を末永くよろしくお願い致します。
すいません、結婚式みたいになってしまいました(笑)。

いえいえ、大丈夫です(笑)。ありがとうございました。

ナイス橋本:はい、ありがとうございました。

(Interview:Takahashi
2006年10月下旬)
アーティスト近影

ナイス橋本、要チェック!

一夜にして自分の人生が変わってしまうようなシンデレラストーリー。そんな体験をあなたはしたことはありますか?
ある日、送ったデモ音源がラジオ番組でオンエアされ、リスナーからの大反響を得て翌日には着うた化、そして1日で3,000ダウンロードを記録してしまった!
そんな奇跡のようなシンデレラストーリーを超えて、今まさにメジャーシーンに立とうとしている男。

彼の名前はナイス橋本。

噂のナイス橋本が10月4日に遂にメジャーデビューシングルがリリースします。
タイトルは「キミは君★」。

彼のファンキーなラップに乗せて歌われる、ハートフルなメッセージ性を持ったリリック。HIP HOPの既成概念に収まり切れないポップで哀愁を帯びたスタイリッシュなサウンド。そのどれを取っても今までのラッパー達とは一線を画す存在。ジャンルに捉われない間口の広い音楽センスはボーダーレスの魅力を感じさせます。

今回のデビューシングル「キミは君★」は、まるで語りかけるように聴き手を勇気づけてくれるナンバー。
聴いているうちにナイス橋本のマイルドな歌声がじんわり心に沁みて来て、もうちょっと頑張ってみようかななんて励まされちゃうのです。それは彼がいつも聴き手の目線に立ってメッセージを伝えようとしてくれてるからなのかも。

こんな筋書きのないドラマのようなエピソードを携えてデビューを果たすアーティストって、今の時代の音楽シーンにおいては本当に珍しいことだと思うのだけれど、それって彼が一瞬にしてリスナーのハートをガッチリと掴んでしまうような、本物のアーティストだったからってことだよね。

そんな原石の輝きを持ったナイス橋本の歌声をあなたは聴いてみたくない?

プロフィール

ナイス橋本 オフィシャルブログ:
https://ameblo.jp/nice-hashimoto/

長崎県出身。学生時代から大阪、神戸を中心に活動を開始。当時ハードコアなHIP HOPが主流の中、根っからのあまのじゃくな性格の橋本は時代に逆行しグランドマスターフラッシュやRUN‐DMCなどのオールドスクール、ビックビート、それらのルーツとなるソウルなどにハマって行く。以降ジャンルレスに音楽にのめり込むようになり(特に影響を受けたのはアシッドジャズ、ハウスやボッサなど)、当時から実験的に様々なジャンルにRAPを乗せた作品を作るようになる。人には聴かせられない早すぎた名曲多数‥★

2001年、神戸で人気の総勢10数人からなるジャズファンクバンドにナイス橋本(大好きなラッパーの名前から命名)と名乗り参加。フロントマンをつとめ人気をはくす。ここで多数のメジャー、インディーアーティストらと共演。大小あらゆるハコでLIVEを行い様々なジャンルのミュージシャン達と交流を持つようになる。また初来日した西海岸の人気HIP HOPアーティストのアグリーダックリング、プロスケーターのレイバービーの大阪LIVEで司会、フロントアクトを勤める★

2004年さらなる活動の場をもとめバンドを脱退、ソロとなり上京★

2005年、都内某FM局にたまたまデモCDRを送ったところ、番組ディレクターが大注目。秋の新番組でON AIRされるやいなやナイス祭りに!!12月には「1.2.3」が初ON AIRされ、リスナーから大反響を呼ぶ。翌日には番組スタッフの徹夜作業によって着うた化!なんと1日で3,000ダウンロードを記録!(その後現在まで2万に迫るダウンロード数を記録!!)そんななか、大阪の友人を頼り、リリース元も決まってない中、音源を作り、12/29に番組に生ゲスト出演。そこで、「beautiful days」、「ずっとソバニ」がON AIRされ、またまたナイス祭りに!!★

2006年、番組あげてのプッシュアップの末、遂に待望のCD化が決定。 3/15にインディーズデビュー作「nice to meet you」を全国リリース。本作はオリコンインディーチャート初登場8位!3月度タワーレコードインディーズチャート第4位!(1位 Aqua Timez、2位 ELLEGARDEN、3位 SLY MANGOOS)また、発売直後のアマゾン インディーズ チャートでは第1位!と素晴らしいセールスをあげ現在もバックオーダーが続々と!(その後現在までに出荷1万5千枚を超えるスマッシュヒットを記録中。)メジャーレコード会社争奪戦の中、ビクタースピードスターレコードとの契約も決定。大いなる期待感が盛り上がる中、10/4 メジャーデビュー★