カフカ、小島信夫、中島みゆき、山岸涼子ら、文学・漫画・CM・歌謡曲などを全体的な概念として捉え「現在」を読み解く斬新な評論!
翻訳を通じてどこまで読み解くことが可能なのか? 欧米を代表する文学者思想家9人に、批評の直感で挑んだ画期的作家論集!
「巡礼歌」「エリアンの手記と詩」など習作期作と第1詩集「固有時との対話」第2詩集「転位のための十篇」収録。
ユダヤ教に対する原始キリスト教の憎悪のパトスと反逆の倫理を追求した「マチウ書試論」他、初期吉本隆明の名エッセイ十三篇を収録。
敗戦後の岩手の山中に、己を閉塞させた高村光太郎。生涯、芸術、思想を論じ、その思想的破綻を自ら全戦争体験をかけて刳り出す。
個人的な不明な動機で突然出家し、歌を通してしか思想を語らなかった「西行とはなにものであったか」。
短歌(謡)の起源以前を考えることは、短歌(謡)の死後を考えることに等しい--根源的に問われ続ける詩的表現の歴史と現在。
実姉、サルトル、小林秀雄、昭和天皇、中上健次など関係性の違いはあれど死者と自らの鎮魂を基底とし書かれた掌篇人間論、五十一篇。