オダサクが描いた様々な女性像から、作家が求めた「理想」の変遷を追う。
作家生活僅か7年、裏町人生のニュアンスに富んだ諸相を書き続けて急逝した織田作之助の代表作6篇を収録。
自身の小説論でありスタンダール論でもあった表題作のほか、作之助の文学論をまとめた。
作之助が本腰を入れて書いた「大阪論」ほか、大阪を語る雑文と、「文楽の人」を収めた。
成長してゆく青年の姿をユーモラスに痛快無比に描いた青春小説の傑作。
「勝負師」「世相」「競馬」ほか、作之助の戦中・戦後の代表作選集。
代表作「夫婦善哉」のほか、作之助の戦前・戦中の代表作を10編をおさめる。
しっかり者の新地の芸者蝶子は若旦那柳吉と駈落して所帯を持ち、甲斐性なしの夫を支えて奮闘する‐‐大阪の庶民の人情を自在な語り口で描いて新進作家の地位を確立した「夫婦善哉」のほか、「放浪」「勧善懲悪...
NHK 朝の連ドラ「あさが来た」のヒロインの縁故者、薩摩藩の異色の開明派志士の生涯を描くオダサク異色の歴史小説。後年を描く「大阪の指導者」も収録する決定版。
蝶子は化粧品問屋の放蕩息子の柳吉に一目惚れ。柳吉を一人前の男にするため頑張るのだが......。大阪の庶民の泣き笑い人生。