作家 | 池波正太郎 |
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出版社 | 文藝春秋 |
レーベル | 文春文庫 |
販売開始日 | 2012/11/09 |
大石内蔵助の愛すべき人柄と生涯を描く、池波正太郎文学の傑作
著者の逝去で未完となった長篇〈誘拐〉を収録。最後まで読むと、また一巻目から読み返したくなる、充実の最終巻!
長篇〈炎の色〉。謹直だった平蔵の父に隠し子が...! この平蔵の〔腹ちがいの妹〕と盗賊の隠し子が事件にからんでゆく
長篇〈迷路〉。盗賊改方の活躍で、弟やその一味を死罪にされた老盗賊は、死ぬ前のひと働きとばかり平蔵を追い詰め...
探索方から勘定方に戻され、ふて腐れていた同心・細川峯太郎は、評判のいい按摩・辰の市が杖も持たずに歩くのを見た
鯉の洗いで一杯やっていた平蔵と老密偵・相模の彦十。厠に立った彦十が見た男は、いまだ捕まったことがない盗賊だった
桶屋の富蔵の女房、おろくは女だてらに桶をつくる働き者。その息子が誘拐された。さては生みの母親が取り返しに?
盗賊をしていた頃の、恩あるお頭の娘が狙われている! 密偵・仁三郎は苦悩のすえ、平蔵に内緒で非常手段をとった
長篇〈鬼火〉。うまい酒を出すと評判の「権兵衛酒屋」。ふらりと立ち寄った平蔵は酒を堪能するが、その直後...!
「いうことをきかぬと、亭主に、以前のお前のことを告げてやるぞ」と脅しながら女の躯をむさぼる同心。その真意は...
シリーズ初登場の長篇〈雲竜剣〉。同心が二夜続けて殺された。その胸の傷痕、平蔵には見覚えが...盗賊改方への挑戦か?
目黒不動で木村忠吾に、「江戸で、お盗めでござんすか?」と話しかける男。どうも忠吾そっくりの盗賊がいるらしい?
盗賊の守るべき三カ条とは、貧しいものに手を出さぬこと、人を殺傷せぬこと、盗みに入った先で女を手ごめにせぬこと
かつては盗賊であったが、いまは密偵。そんな六人が酒盛りをするうちに興が乗り、ひとつお盗めの手本を見せようと...
同心のうさ忠こと木村忠吾は、食いしん坊。深川の茶店の一本饂飩が大好物だ。その店で気味のわるい男が話しかけてきた
鬼の平蔵を「銕つぁん」呼ばわりするのは、放蕩無頼の時代に世話になったお熊婆ぁ。ある日、妙なはなしを持ち込んだ
密偵のおまさと大滝の五郎蔵が、平蔵の粋なはからいで夫婦に。「女は何よりも、男の肌身に添うているべきものだ」
下女となって奉公をし、金品を盗んで逃げる二人組の〔下女泥〕。だが、この女たちが貪欲なのは盗みだけではなかった
「あんな、芋の煮ころがしのような小むすめの、どこがいったい...」平蔵の息子・辰蔵はただいま茶店の小女に夢中
清廉な心意気だけで悪行を取り締まることなどできない。粋狂な鬼の平蔵の一面を描いて人気の高い「大川の隠居」を収録
左肩を切り裂かれた平蔵。「鬼平。お前もこれまでだな」闇の底から、網切の甚五郎の声が聞こえた。...鬼平危うし!
密偵・おまさがさらわれた! 嬲られるおまさを救いに、平蔵はひとり敵地にのりこむが、相手の剣の腕も大したもので...
平蔵は、うさ忠こと木村忠吾を御供に京都・奈良へ長旅をする。京の女の肌の香を嗅ぎたいと、張り切るうさ忠だが...
盗賊も“鬼の平蔵”と呼んで恐れるのは、江戸幕府の火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)の長官・長谷川平蔵!
作家 | 池波正太郎 |
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出版社 | 講談社 |
掲載誌 | 講談社文庫 |
販売開始日 | 2015/02/11 |
行きつけの料亭「井筒」で梅安は、10年前、自分の命を救ってくれた浪人を見かけた。梅安に頼まれて後をつけた彦次郎は浪人が悪辣な辻斬りであることを知る。命の恩人の正体に苦悩する梅安だが、度重なる悪行...
作家 | 池波正太郎 |
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出版社 | 講談社 |
掲載誌 | 講談社文庫 |
販売開始日 | 2015/02/11 |
巨悪・白子屋菊右衛門は倒したが、いまだ残党に狙われる梅安。彦次郎と小杉十五郎は、鍼医師として人助けに励む彼を陰で支えていた。しかし復讐者たちは、意表をついた方法で梅安に襲いかかってきた。なじみの...