著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
古今の傑作の中でも、真に「名曲」と称揚されるべき作品は何か?ベートーヴェンの引用テクニック、チャイコフスキーの感情表現、ショパンの驚異的構築力、ラヴェルの計算の妙―。文豪ロマン・ロラン(一八六六~一九四四)ら随一の批評家の考察を交えて、十二人の作曲家と代表作を多角的に検証。名曲を「再発見」する旅へと誘う。
関連記事
収録内容
1 | プロローグ モーツァルトに「名曲」を求めて |
2 | 英雄の条件―“英雄交響曲”と“英雄の生涯” |
3 | 名曲が認められるまで―チャイコフスキーの二大協奏曲 |
4 | 編曲の魅力を捉える―ドビュッシーとラヴェル |
5 | “雨だれ”の構造―ショパンの省略法について |
6 | “指環”の構図―ヴァーグナーのライトモチーフとは |
7 | “トロイメライ”をめぐって―情緒か、構造か |
8 | 改作の意味を探る―ブルックナーの交響曲をめぐって |
9 | 三つの未完成交響曲―シューベルト ブルックナー マーラー |
10 | 形式のコンプレックス―“第九交響曲”を解剖する |
11 | エピローグ マーラー「復活の歌」 |