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商品説明
関東大震災、治安維持法、普通選挙、拡張するマスメディアと出版界…大正から昭和へと時代が移り変わる激動のさなか、検閲の嵐が文学を直撃する。そして謎に満ちた一九二六、二七年の筆禍-。当時の総合雑誌ではもっとも頻繁に検閲処分を受けた『改造』を中心に、円本(文学全集)誕生の経緯も交えながら、文学者、編集者、出版社が織り成す苦闘のドラマを活写する。
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収録内容
1 | 第1章 検閲へのアプローチ |
2 | 第2章 出版法と新聞紙法 |
3 | 第3章 山本實彦と雑誌『改造』創刊 |
4 | 第4章 「内閲」という慣行 |
5 | 第5章 二つの戯曲-藤森成吉「犠牲」と倉田百三「赤い霊魂」 |
6 | 第6章 一九二六年七月のミステリー |
7 | 第7章 文藝家協会と発売禁止防止期成同盟 |
8 | 第8章 抗議運動の亀裂と円本の登場 |
9 | 第9章 中里介山「夢殿」と切取り削除 |
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