かつてこんなに真正面から歴史への愛を語ったアルバムはあっただろうか!?
いや、たぶんない。
思いっきり万葉集を朗読しちゃってるPOPSのアルバムなんてのも聴いたことない。
そう！おそらくこのアルバムは世界初の歴史アルバムに違いない!!

そんなアルバムを作っちゃったアーティスト。
それは誰あろう“レキシ”なのだ。

レキシとは何ぞや？
そんなふうに思った方もいらっしゃるかと思います。
レキシとはSUPPER BUTTER DOG、そして100sのキーボーディストである池田貴史のソロ･ユニットなのであーる！

そしてアルバムのタイトルも「レキシ」。アーティスト名もタイトルも“レキシ”だなんて、もうー、どんだけ歴史が好きなの？っていう感じなんですが。（笑）

「歴史のアルバムなんてちょっと敷居が高いかも・・・、だって私、勉強とかよくわかんないしぃー」とか思っちゃってるあなた。そんな心配はご無用ですよ。

ファンクあり、ディスコあり、R&Bありと、ハイセンスでバラエティに富んだサウンドに、果てることのない歴史への愛をギュギュッと詰めて、音楽的にも文句なしに聴き入ってしまう良質のアルバムに仕上がってます。

そして何と言っても参加アーティストの豪華さったら！
この参加アーティストのラインナップを見ただけで思わず食指が動いてしまいます。
さぁ、ここに五十音順で紹介しちゃいますよ。

足軽先生（いとうせいこう）、いかるがくん（曽我大穂）、えどびしゃす（小野眞一/100s）、蹴鞠chang（玉田豊夢/100s）、シャカッチ、切腹さん（スネオヘアー）、つぼねぇ（原田郁子）、DA小町（町田昌弘/100s）、Dr.コバン（中村一義/100s）、パープル式部（小谷美紗子）、ヒロ出島（出口寛雄/100s）

どうですか、このメンツ？すごいでしょ？
ってか、どうしてみんなここぞとばかりすごい名前なの!？
そんなところも突っ込まずにはいられません。（笑）

聴きどころの満載の楽曲てんこ盛りのこのアルバムですが、中でも4曲目の「真田記念日」、一際の存在感を放つDr.コバンのヴォーカルは必聴！
100sファンにとっては必ずや押さえておきたい1曲となっています。

ディープでムーディでドラマティックなラブ･ソング8曲目の「HiMiKo」は、一言で言い表すならばまさに名曲。
この曲を聴けばあなたも“HiMiKo”への深い愛に必ずや涙してしまうはず。

そしてアルバムのラストを飾るのはタイトルを口にしただけで、その抜群の語呂のセンスに訳もなくドキドキしちゃう「兄じゃ I need you」。カーティス･メイフィールドばりのソウルフルで美しいラブ･バラードに仕上がってます。
腐女子の方々が大好きな織田信長と蘭丸が歌詞のモチーフになっているところも要チェックです！

歴史フリークならずとも、受験生のお子さんをお持ちのご家庭に受験勉強のお供に一枚！
もう大人になっちゃったけどあの頃の歴史の授業を思い出したいあなたにも一枚！
一家に一枚「レキシ」！
ビバ！レキシなのです！！

このアルバムで“レキシ”のサウンドと“歴史”に触れてみてはいかが？

◆池田貴史プロフィール◆