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SPIV STATES 特集
7月13日にSPIV STATESの2nd ミニアルバムとなる「フタリノホシ」がリリースされた。

SPIV STATESが新たな一面として打ち出した「どこをとっても”V-POP”」、“全曲A面”と豪語する渾身の一作となる今回のアルバム。

1曲目を飾るアルバムのタイトルチューンでもある「フタリノホシ」を初めとして、メロウなミディアム・バラードの「Charon -カロン-」、スピード感溢れるパワーポップ「HEART」、そして実際に阪神大震災を経験した神戸出身の彼が、今回の震災直後から制作を始めた楽曲だという真摯なメッセージが伝わって来るスケールの大きなナンバー「Always」。

この楽曲においては日本語のバージョンである「-for Japan-」と初の全英語詞にも挑戦した英語での歌唱バージョン「-for the world-」の2曲が収録されており、ミニアルバムながらバラエティに富んだ楽曲が詰まった聴き応え十分の1枚に仕上がっている。

そして今回の作品にはゲストプレイヤーとしてはBUGのBa.TAKASHI、sads・黒夢のサポートを努めるDr.GOが参加している点にも注目だ。

JUNの生み出すポップでキャッチーなメロディーと聴き手にポジティブなパワーを与えてくれるメッセージ、そして色鮮やかなギターサウンド、これこそがまさにV-POP、SPIV STATESならではの魅力であり武器だと思うのだ。

今後よりいっそうの活躍が期待されるSPIV STATES。
未体験の人は今から要チェックです!


SPIV STATES official site
http://spivstates.com/

blog:JUN's FACTORY
http://ameblo.jp/spivstates-jun/

◆プロフィール◆

Gt.Vo: JUN:
  • 2004年よりヴィジュアル系インディーズバンドPhantasmagoriaのギタリストとして活動。
  • 2007年よりソロ活動を行いギターボーカルとしてスタート。
  • 2008年5月3日味の素スタジアムにて行われた、hide十周忌追悼ライヴ『hide memorial summit』にPhantasmagoriaとして参加。
  • 2008年8月から行われたX JAPANのTOSHIのプロジェクト『TOSHI with T-EARTH』ZEPP ツアーにギタリストとして参加。
  • 2009年11月よりゲストプレイヤー参加型のユニット『spiv states(スピッブステイツ)』をスタート。
  • 2010年4月「CLOUD」所属。
  • 2011年7月のMini Album『フタリノホシ』発売に伴い結成当時”ゲストプレーヤー参加型”という形態に戻し再スタートを切る。
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SPIV STATESインタビュー

―― リリースとしては去年の11月のシングル以来なんですよね?なので約半年ちょっとぐらいなんですけれども、7月13日に2nd ミニアルバム「フタリノホシ」がリリースされますが、今、こちらの作品が完成してどのようなお気持ちかというのを教えて頂けますか?

JUN:今までにSPIV STATESとしていくつか作品を出させて頂いたんですけれども、今回の作品を出したいと思ったのも、今までの流れはもちろんなんですけれども、より自分のことを試したいというか変化や自分の成長であったり、その期間の中で感じたことをリアルに作品にしてみたいなって、今まではあんまり思わなかったことをすごく素直に思うようになったところがあったんです。

そういう形をリアルな言葉、分かりやすい言葉、それをキャッチーな部分で表現したいなということへの挑戦があったんです。 それを実際に作品にしてみようと思った時に、初めは戸惑いの部分というか、そういう挑戦に対してのまとまるのかな?っていう出来るかなっていう部分もあったんですけど、今はやってみて素直に、出来た!と思いましたし、すごく挑戦して良かった視野が広がったなって思える作品に仕上がったなって、感想としては今、本当にやれて良かったっていう気持ちでいっぱいですね。

―― ではJUNさん本人としてはすごく成長に繋がる作品になったということですよね。

JUN:はい、そうですね。

―― 作って良かったですね。

JUN:本当に作って良かったです。

―― このミニアルバムを聴かせて頂いて、個人的に抱いた感想というのは、今回はポップにっていうところもあったと思うんですけれども、パワーポップの楽曲に対して詞がとても素直であるっていうのがとても印象的だったんですよね。格好付けてないというか、そこがまた素直に書いていてリスナーの耳にすごく伝わりやすいんじゃないかなって思ったんですよね。

JUN:今までは元々ギタリストからヴォーカルを取るっていうところで、素直にヴォーカルをやっていないことの面白みであったりとか、自分なりのセンスなんですけれど、面白い言葉であったり、クセのある言葉があるなって思うものを音に乗せて行くことのカッコ良さっていうか感覚をすごく求めていた部分があったんです。

今回はそうじゃなくってリアルな言葉を選んだ時にもっと深みが出るんじゃないかなっていうように逆に思えるようになりましたし、以前は簡単な言葉を乗せるっていうのが、何かイメージとして、そのままやん!みたいなイメージを持ってしまってたところはあったんですけど、そういうことに挑む難しさも実感させられましたし、挑むということは難しいんだって思ったら、それをちゃんとやればより深くなるんじゃないかなって思うようになったんです。

ロックスタイルっていうものをやりたいっていうところにしっかり乗せて形にすれば、もっと届けやすいものになるんじゃないかなっていうふうに思ったのがあって、今回は本当にキャッチーでわかりやすい言葉をサウンドに乗せて歌うっていうことを意識しましたね。

 

―― 確かに前作とか以前のミニアルバムも聴かせて頂いて、すごくサウンドがカッコイイなと思って、ただ今回の方が歌詞カードを見なくても伝わって来るんですよね。なので聴いていてわざわざ歌詞を見なくても言いたいことが耳に届くっていうのはすごく大きいんじゃないかなと思ったんですよね。

JUN:歌に関しては意識がギターがヴォーカルを取るっていうことで歌に関してはそのパーセンテージというか心の持ち方っていうのは、やっぱり僕はギターを弾いて、そこから歌に行ったっていうのは作品としては音楽として成り立つ中では全然関係ないわけで、そう考えたらあんまりパーセンテージを置いてなかったなっていうのもあったと思うんです。
でもヴォーカリストとしての面白みみたいな部分も感じられるようになったので、しっかりヴォーカルっていう部分にも自分の体が行くようになったなっていうのが、結果に繋がってるのかなっていうふうに思いますけどね。

―― そういう心の持ち方で作品にすごく影響が出ているんでしょうね。

JUN:そうですね、それは結構あったと思います。

―― そして今回の作品はどこを取ってもV-POPという一面を打ち出したということなんですけれども、V-POPというサウンドの方向性を打ち出そうと思ったっていうのは、どういうところからだったりしたんですか?

JUN:僕が元々音楽を始めるきっかけになった、好きな楽曲っていうのが、僕の中のロックなんですけど、そのサウンド感っていうのが、たぶん僕が音楽を始めた頃にすごくそこに入り込む度合いがすごく強かったタイプだと思っていて、好きになったものにのめり込み過ぎちゃった部分もあるなっていうのがあって、そこが根本としてどうしても抜けないというか。

それは僕の良さだと思ってるんですけど、その部分は聴いていたロックのサウンドがまさにそのままなんですけど、そのサウンド感が抜けないところが逆に今となっては個性になってるんじゃないかなって思っていて、そこはもう大いに出したいって思っています。

僕は小っちゃい時からトップテンの楽曲がすごく好きで、J-POPっていうものがすごく心地良いというか好きだったんですよ。
元々ポップスが好きで、ポップスは自然と耳に入って来る感覚の楽曲っていうふうに捉えているものがあったので、それを実際に自分がやることにも心地良さも感じますし、それを今の流行だったりとかに乗せずに、自分のスタイルでポップスをやりたいなっていうところから、今自分がビジュアル系っていうシーンの中で活動している中で、大きく言えば「マジ、ポップやってんのボクだし」ぐらいの(笑)、言えたら出来たら良いなって。 そこにV-POPっていうのを付けて、そういうポップサウンドをビジュアル系から発信してますけれども、もっと幅広く大きく伝われば良いなっていうことで、そういう言葉を掲げさせてもらいました。

―― なるほど確かに入りやすいっていうのはありますよね。聴いた時にその文字的にビジュアルっていうのはまだまだ一般的には毛嫌いしちゃう人もいたりするので、でも実際にこうやって聴かせて頂くと本当にそういう区別無く聴くべきである作品だと思うんですよね。なのでV-POPって書くともうちょっと可愛らしい感じだし。

JUN:確かに(笑)、そうですね、ちょっとお茶目な感じにも取れますし。

―― そこで入りやすいのかなぁというふうには思いますね。ではこの作品の楽曲を作る時には、そういうサウンドにしようっていうように自分の中で決めて作られた感じだったりするんですか?

JUN:そうですね、作品のサウンド感は今まで出したものと感覚はあんまり変わらないんですけど、やっぱりギターが好きでギターを始めて、ギターが中心となって楽曲を作ってしまうところがあるので、ギターで出すカッコ良さ、ギターサウンドの効いたパワーポップっていうものを作りたいので、そこに行くと自分の中で完結出来るというか。

そういうスタイルを全く変えずに、その上でヴォーカリストとしてのパーセンテージがすごく増えたというところで、歌に重心を置く部分が強くなりましたし、よりキャッチーになったんで、必要なものと、必要としていらないものをより分けて削いでっていう作業も増えました。

自然とそっちの方向に向いたっていうのが、自分にとっても思いもよらない部分ももちろんあったんですけど、サウンドすらも自然とキャッチーな方向に向いたっていうのは感覚的にありますね。

―― 今回はIORIさんが抜けてから初めてのリリースですが、そこでサウンド面などで一人いなくなるというのは大きいことなので、その点で迷いなどはなかったんですか?

JUN:そうですね、実際すごく頼りにしていた部分ももちろんありましたし、実際、彼が脱退して一人になってっていう中で、今までなにかこう小さなことをすごく意見としてもらっていたことが、実際あったんですけど、その小さなことがすごく自分にとって助かったことだったんです。

単純にこっちとこっちではどっちが良い?っていう意見というのは、僕の中ですごい大きいことだったりしていて、そういうのもあったりしたんですけど、彼が脱退して、それでもSPIV STATESを続けるという中で、彼からも続けてほしいっていう実際に告げられた部分もあった中で、ま、やってやろうと!腹を括った部分がありました。

今回、自分との戦いっていうか挑まなくっちゃっていう気持ちでやっていたので、新たなスタンスで始めた感覚ではありました。
でも前と比べて、今回は一人になったからどうっていうのではなく、本当に新しいスタイルで自分一人での戦いとして全て挑んだっていう感覚で出来たので、本当に新しいレコーディングだったり、作品作りっていう感覚ではありましたね。

―― よく頑張りましたね。

JUN:でも本当に楽しかったんです。僕、好きなんでやっぱり。

―― でも作品の中に前向きさというのが出ているので、JUNさんの中に頑張らなくてはっていうのもあったのかなという気はしますけどね。

JUN:そうですね、楽しく(笑)。

―― 楽しく前向きに(笑)。

JUN:はい。


これからの未来っていう部分があるので、「フタリノホシ」っていう言葉をタイトルにしたい

フタリノホシ [DVD付初回限定盤]―― 今回の作品の1曲目の「フタリノホシ」っていうタイトルをアルバムのタイトルにしていますが、これはどういうところでこのアルバムタイトルにしようかなと思ったんですか?

JUN:まずこのミニアルバムに入る曲達が決定した中で感覚的な部分もあるんですけど、「フタリノホシ」っていう楽曲の持つサウンド感はもちろん、曲の内容もそうで、トップバッターというか一番名前を張れる曲だなっていうふうに自分で思っていた部分があったので1曲目にさせてもらって尚且つアルバムのタイトル曲になったんですけど、この「フタリノホシ」っていうのが、先程の話にもあったんですけど、相方が脱退してからの期間でもちろん自分がそんな望んでなかったような状況が生まれた中で、それでも毎日、音楽でも、やりたい、やらなくっちゃっていう気持ちで一歩一歩進めたのが本当に周りの人に支えられたからだなと。

その時は本当に自分自身だけでいっぱいいっぱいになってるからわからないんですよね、ですが振り返ってみるとすごい救われたなっていう思いがあって。
そういうところで自分の中ですごく感じたのは、こうであってほしいという願い、その願いっていうのは結構遠いものであって、でもそこばっかり遠くを見ててもなっていうように思って、そこに行きたいんだったら、小さな一歩を着実に進んで行くしかないなっていう。

言葉にして説明すると普通な話に聞こえるんですけれど、そのことがその時には何かすごく大きなことに感じて、そのリアルな経験がそのことを伝えたいなって思うようにもなって、キャッチーというかわかりやすい言葉にも繋がって行ったところでもあったんです。

僕の経験したことをみなさんが大切な人との関係性で例えてもらったり、感じてもらったり出来たら嬉しいなって、自分対誰か、もちろん恋人、家族、友達、仲間、大切な人達との一歩一歩歩みを重ねて行って、その遠くにある願いに近づいて行く、その願いっていうのが未来であって、星っていう言葉に例えさせてもらったんですけど、それがもう二人の星だよねっていうイメージがあったので、ちょっと物語調な感じも入れつつ、そういうメッセージもあったので、作品トータルとしても、これからの未来っていう部分があるので、「フタリノホシ」っていう言葉をタイトルにしたいなと。

―― なるほど、個人的にはこの曲は聴かせて頂いて、歌の中で君に会いに行くよって歌ってるじゃないですか、そして3曲目の「HEART」にも会うっていう言葉が使われていて、何となく個人的にはリスナーの人にも向けている部分もあるのかなって思ったんですよね。またCDを出して会いに行くよっていうことなのかなっていう気はしましたね。

JUN:そうですね、その部分もさっきの一歩というか、もちろんリスナーの方達と僕達の関係っていうのはもう絶対に関係性としてないと成り立たないものであって、またそこに対するお互いの願いというか、そこに行きたいんであれば、今すぐ会いに行くよっていう一歩が大事なんだよねっていう思いもありますし。

―― リスナーの方が聴いたら、きっとキュンと来るんじゃないかなと思いましたね。

JUN:そうなったら良いなぁ(笑)。

―― 大丈夫ですよ(笑)。

JUN:(笑)。

―― 今回ってミニアルバムながらハードポップな曲も入って、そして「Charon-カロン-」とかメロウな曲も入っていて、ミニアルバムは楽曲が少ないものですが、バランスの良くバラエティに富んだ楽曲が収録されているなぁと思いますね。「Charon-カロン-」はどういうところからこのタイトルを名付けたんですか?

JUN:僕は実はこの曲は最後の最後でずっとタイトルが決まらなくって、ど、どうしよう・・・と思って(笑)。
でも星の名前にしたいなっていうのはふんわりあったので、いろいろと探している中でこのカロンっていう星が出て来て。そこでどういう星なんだろうって調べてみたら、カロンというのは冥王星っていう星の惑星でその二つはすごく見た目が似ていて、そのそっくりな星達が重なり合って見える瞬間があるって書かれてあって、完全に決定付けてはされていないみたいなんですけど、その事を二つ重なると書いて“二重天体”って呼んだりもするそうなんです。
二重天体ってまた言い方を“二つ星”っていう言い方もされるみたいなんで、二つ星?二人の星?こんな都合のえぇ星あって、ありがとうございます!みたいな(笑)。 それですごく良いなと思って、その場ですぐ決定しました。

―― そういう裏話があったんですね(笑)。

JUN:すごくロマンチックな話だなって思いましたし、すごく歌詞と繋がる部分もあったので驚きつつもピッタリだなと。

―― ちょっと運命的な感じ。

JUN:はい、そうですね、運命的な。

―― こちらもちょっと切ない感じですけど、ロマンティックですよね。

JUN:はい。

―― そして「Always」のお話を聞かせて頂こうと思うんですけれど、この曲は震災の直後から制作を開始されたということなんですけれども、こちらはどういう面持ちで楽曲を作ろうと思われたんですか?

JUN:実際に僕は幼い時に神戸で阪神大震災を経験して、その時本当に恐怖っていうのがすごく大きかったんですけど、今はこの年になって、今回の災害が発生した時に捉える感覚が全然違うなというか、単純にニュースで聞こえてくる言葉であったりも、今は意味がわかりますし、昔思ったことよりももっとすごいことが起きたなっていう感覚があって。

そんな中、日本だけでなく、世界規模で「日本を救おう」という呼び掛けがあり、自分も何でも良いので協力出来たらっていうのを本当に素直に思いましたし、じゃあ、僕自身何がって考えた時に今自分が生きてる中で一生懸命やってることイコール音楽で、今現在ある僕の持っている影響力であったり、僕が持っている輪、もちろんファンの子もそうですし、そういう輪だけだったとしても、そのメッセージが伝わるんであれば、是非やりたいと思って。
すぐに楽曲制作に取り組まさせてもらったんですけど、JUNっていうアーティストとか、SPIV STATESだっていうのも、完全に取っ払って、素直に楽曲制作をさせてもらいました。

―― どの作品を見てもそうですが、JUNさんは音楽とか作品に対してすごく真摯な姿勢を持っていて、それが言葉とかに出てる感じはするんですよね。だからこの楽曲もすごく正直な気持ちを素直に出しているんだなという気がしましたね。相手を思いやる気持ちがすごく書かれているので、個人的にはちょっとグラッと来ましたね。

JUN:ありがとうございます。

―― さりげなくもライヴハウスとかで長いスパンで歌って行ってもらえたらなと思いますね。

JUN:はい、これは本当にもちろん自分発信ではないきっかけで形になった作品だと思うので、すごく自分にとっても大切なものになるだろうなって思います。

―― こちらは英語バージョンも作られていて、英詞は初挑戦なんですよね?

JUN:初です!

―― すごいなと思ったんですけれど、英語の詞にしようと思ったのはどういう心持ちからだったりしたんですか?

JUN:きっかけは海外の方のお陰なんです。 自分が活動している中でもちろんお客さんの声っていうのはみんなすごく嬉しいですし、その中で海外からの多くの方達からの声っていうのが目に見えて届いていて、日本で生まれて日本で日本語の曲ばっかりやっていて、日本で生まれた文化の楽曲をやってる自分が海外の方達から支持して頂けるっていうことに、素直に嬉しい、子供っぽい嬉しさみたいな、えっ!わぁ!嬉しい!みたいな(笑)、もう素直に本当それに尽きるんですけど、そういう感覚を頂けたわけですよね。

自分からでは難しいことだったと思うんですけど、海外の方達のお陰で境界線を崩してもらえたし、自分からでは難しいことだったと思うんですけど、そういうのがあったので、今回の災害が世界規模になって、もう国とか関係なしにみんな協力しあってる中で自分が作った作品、メッセージを日本だけでなく届けたいっていう想いから、英語をやってみましょうかと!

―― すごい。

JUN:(笑)。

―― 苦労なかったんですか?

JUN:始めはビビりました(笑)。

―― (笑)。

JUN:っていうのはあったんですけど、素直にやってみたいなっていう、もうただそれだけで。 それがこのレコーディング期間の本当に時間のない中で進んでいた作業で、他の曲のレコーディングが終わった後に家に帰って音を聴いて覚えて、で次の日にレコーディングが終わったらまた家に帰って覚えて・・・英語の練習とかちょっとして(笑)。今まで歌詞の中でポイント、ポイントで一行だけ英詞っていうはもちろん全然歌ったことがあるんですけど、でもそれは楽曲の表現の一部であって、日本語英語なんですよね。

でも今回は全然違いますし、メッセージを届けるっていう中で、日本語英語を歌うのは絶対にダメだっていうふうに自分で決めていたので、出来る限りちゃんと伝えられるように英語の発音も気遣いながら歌を歌わさせてもらいました。

―― そんなに苦労を・・・。

JUN:いや、楽しかったですよ(笑)。

―― 頑張って作ったんですね。

JUN:何かこう素直に自分が歌っている英語が、すごい単純なんですけど英語っぽく聴こえた時に、わっ!嬉しい!みたいなところで(笑)。
すごく興味を持って前向きな姿勢でやれましたよ。

―― これからリリースする度に毎回1曲英語の詞になるかもしれないですね(笑)。

JUN:わっ、すごい僕、顔疲れて行ったりして(笑)。

―― その頃にはバイリンガルになっていますよ。

JUN:そうですね、そういうことが出来るためにも今は喋れないですけど、ちょっとずつ英語を勉強して海外の方とコミュニケーションが取れるようになれたら良いなと思っているので、勉強しなきゃ・・・。

―― きっとこの曲を聴いて、あぁ、JUNさん英語を喋れるんだなって。

JUN:ヤバイ(笑)、自分でハードルを・・・。

―― 上げちゃう感じで(笑)。

JUN:はい。

―― 勉強しておかないと。

JUN:はい、勉強して会話出来るようになりたいと思います。

―― でもすごく自分の中でハードルを上げて、そしてクリアしたってところできっと達成感が大きかったでしょうし、重要な作品になったのではないかなと思いますね。

JUN:はい。

―― ではこのミニアルバム「フタリノホシ」ですが、自分自身の満足度で点数を付けるならば何点を付けますか?

JUN:100点満点ですよね?この作品が完成したことに関してはハッキリ言って100点です。 でもこの作品が完成したからこそ、思う点数を言ったとしたら80点です。 この作品を挑戦したことによって足りない部分とかもっと出来るなって思う部分が勉強出来たっていうのはさっきの80点なんですけど、まさにそんな気持ちですね。

―― じゃあ、もう心の中では出来上がって満足して、その先の作品に進んでいるというところでしょうね。大きな布石になりそうですね。

JUN:そうですね。

―― ではアルバムのお話からちょっと逸れて、他のアーティストにはないSPIV STATESならではの強みというのはどんなところだと思いますか?

JUN:初めに言ったんですけれども、自分が楽器を始めたきっかけとなった楽曲を好きなった時に自分が受けた感覚っていうものを人にも与えたいなって思うのが、音楽をやってる意味でもあるなと思っていて、それと似たような感覚を与えたいからこそ、自分が信じた音楽を自分のフィルターを通してちゃんと届けたいっていう気持ちがすごく強くって、自分がロックだと思ったものを自分なりに解釈して作品にするっていうことがたぶん自分はそれをやりたいから音楽をやってるんだろうなってすごく思う部分があります。
そこで生まれる楽曲っていうのはすごく新しいものなのかって言ったら、そうではないんですけど、じゃあ、JUNっていうものが発信してるものとしては唯一なものだと自分では思っていて、そこが強みだと思っているんですけど。

いろんな音楽のジャンルももちろんありますし、大きく分けたら彼らと彼らはここに分かれるというのがもちろんあると思いますけど、その中でもやっぱり自分自身がそう思っていることがすごく大事だと思っていて、常に自分の表現しているポップスのロックの部分っていうのは、いかに他とは違う楽曲に完成されているという自信を持つことよって他との違いをちゃんと出せてると思いますし、あとは自分がギターヴォーカルっていうものを取っているスタイルに他とは違う感覚っていうのをもちろん持っていて、ギターしかやってこなかった人間がギター+歌をやっているというスタイルももちろん他とは被らない部分にもなりますし、そこの部分をもっと大いにいろんな表現が出来たら他とはもっと違ってくるだろうなって思って、そういう部分だと自分では思ってます。

―― なるほど、お話を伺っていると最初に影響を受けた楽曲のロックの初期衝動っていうのは、すごくJUNさんの中にずっと残っていて、リスナーにその初期衝動を自分の作品で与えたいって思ってるのかなという気がします。

JUN:そうですね、なかなか原点に帰らなきゃ、初心に戻らなきゃとかって思うんですけど、それって結構本当に難しいことで、僕が楽器を始めた時に、それってミュージシャンになりたいってことじゃないですか、もちろん最初から趣味の気持ちはたぶんなかったと思うので、面白いくらいにボタンをポチッと押したかのように、やりたい!やろう!って思ったのをすごく覚えていて、その時にもちろんそれは音楽番組を観てた時だったんですけど、その時聴いていた曲っていうのを未だにその曲を聴くと、その時と同じ感覚で聴けるんですよ。

何で今聴いてもこんなにカッコイイって思えるんだろうっていうのがすごく根本になっていて、今まで僕が作曲して来た楽曲っていうのはいろんな進化を遂げてますけど、根本が絶対に変わらないところにいて、だからこそ自分はきっとブレないから挑戦した方が良いっていうふうにも思いますし、その部分では自分が受けたその感覚みたいなのを受け取ってもらえたら嬉しいっていうのは本当に思いますね。

―― すごく真面目に自分の受けた子供の頃の情熱みたいなものをちゃんと今も持っていらっしゃるんですね。それがまた聴いている方のきっかけにもなってくれると良いですよね。

JUN:はい。

―― では自分自身を客観的に見たらJUNさんはどんなタイプの人だと思いますか?

JUN:そうですね・・・、変な意味じゃなく僕、純粋なんだなと思います(笑)。
あの、いやらしい意味ではなく、なんかこうすごく照れ屋な部分があって(笑)、それがやっぱり言葉の表現とかにも出てるなっていうのをすごく思いますし、自分分析じゃないですけど。

なんか素直なのかな・・・、素直な部分と素直じゃない部分ももちろんありますけど、すごく音楽に出てるなと思いますし、やっぱり感じさせてもらったのがJUNさんの音楽が好きですよっていうふうに言ってくれる人達ってなんかすごく音楽に素直な人が多いように僕は感じてて、なんか似たようなヤツが集まるのかなみたいな感じにも思ってますし(笑)。
スイマセン、なんか話が変わって来てしまいました。

―― いえいえ大丈夫ですよ(笑)。

JUN:何なんだろう・・・・素直なヤツだと思います。

―― いや、歌詞を読んでひねくれてるようにはとても見えないです(笑)。じゃあ、純粋なタイプなんですね。

JUN:そうですね、本当は元々そんなにトゲがないはずなのに、やっぱりトゲのあるものにすごく興味を示してしまったっていうところからの良い意味での自分と求めてるものの食い違いから、そのズレみたいなところで自分のキャラクターは生まれてるのかなっていうふうには思います。

すごく奇抜な生き方をしてる人間、ワイルドな人っていうのは僕は単純に憧れるんですけど、僕もあんなにワイルドに出来たら良いのになとか、あんな奇抜に素直に表現出来たら良いのになって憧れるんですけど、自分は実際にはそんなことはないんですよね。
でもそうなりたいっていうところに向かったりする時のちょっとチグハグな部分から、そのチグハグ=ちょっと面白みっていう部分にも出来たら良いなとは思うんですけど、そこの部分で自分のキャラクター性って出来て来てるのかなっていうふうには思ったりしますね。

―― その方が親近感が湧く感じしませんか?(笑)

JUN:そうですね(笑)、なんかこういうアタマしてもちろんメイクしますし、衣装を着ますし、そこでビジュアル的なキャラクター感、そのキャラクター感っていうのはリアルではないものであればある程良いって思ってるんですけど、そういうキャラクターをビジュアル的な部分で生むことと、そこから歌詞だったり僕が発言する言葉のよりリアル感っていう部分での現実と非現実の部分っていうのはちゃんと分けてやりたいなって思っていて、あんなキャラクター性があって、でも言うことがなんか親しみあるよねっていうか。 そういうキャラクターを出来たら良いなと思います。

―― それは良いと思いますよ。もっといろんな人に知ってもらってその親近感をより抱いて頂きたいなって思いますね。

JUN:はい。

―― では今音楽以外でハマッているものを教えて頂けますか?

JUN:ヤバイ、これは海外の方にも興味を持って頂きたいんですけど、僕、今、時代劇にハマッていて(笑)。

(一同笑)

―― 例えば何ですか?

JUN:ホントにピンポイントなんですけど、あの「必殺仕事人」にハマッていて。

―― (笑)。

JUN:曲もカッコイイんですよ!(笑) すごくパターン化されているもので、内容は違えどここであの人が出て来てとか、全部決まってるんですけど、構成の仕方とかが音楽とちょっと通じるものがあるなとか思ったりとかして、絶対ここであの曲流れる!とか、なんかそういう楽しみも勝手にしちゃってて、ちょっと昔の時代劇なので結構思い切ったことをやっているというか、今はすごくR18的なことが厳しくなっているんですけど、昔のはもう思いっきりがあって、スリルがあるんですよね。 ハマッちゃいましたね(笑)。

(一同笑)

―― では今ハマッているものは「必殺仕事人」ということで(笑)、若いファンの方も是非見て頂きたいなと。

JUN:是非(笑)。

―― では今後音楽の上で挑戦してみたいことを教えて頂けますか?

JUN:ライヴって演出っていうものがいろいろあると思うんですけど、その演出っていうのは例えばセットだったりっていうのはもちろんだと思うんですけど、SPIV STATESっていうのがゲストプレイヤー参加型っていう形でスタートした中で僕は一つの音楽をとても必要な人達が集まって表現することが一番カッコイイというか、そういう感覚に思ったことがあって、完全に決まったメンバーで生まれるバンド感っていうのももちろん素晴らしいと思いますし、もちろんそれに憧れて音楽を始めたんですけど、このバンド名の元にこの人達がいてっていうスタイルよりかは、面白いミュージシャンが必要となって集まって、それがグループ化された時の逆の発想の面白さっていうのが、すごくカッコイイなと思ったんですよ。

それが出来たらすごく良いなっていう夢を持っていて、それって単純にいつ何が出てくるかわからない部分であったりとか、いつ誰が現れるのかわからないっていうところにも繋がるなと思っていて。

それってリアルにライヴとかにも繋がって行くと思うんですけど、もうその日でしか見れないものにも繋がるんじゃないかなって思っていて。
ライヴっていうものがリアルにバンドの生の姿だと思うんですけど、その重要性というか面白みみたいなのが本当に大事なんだろうなって思う中で、 “その日しかないもの”っていうのをより生めるかっていうところにすごく興味があって。

自分はお客さんだったら絶対そっちの方がワクワクするだろうっていうところから、ちょっと大きいんですけれど夢としてはそういういろんな姿を見せる演出の幅を超えたスタイルでその日でしか見れないライヴスタイルっていうのを生みたいって言うか。
ちょっと適当にも聞こえるところがあるかもしれないんですけれど、何でも出来るよっていうスタイルのグループとしてSPIV STATESを存在させたいなって思ったりしますね。

―― それはすごい楽しみですね。

JUN:そうですね。
もちろん会場とかも素直に思うのが大きい会場でやってるのが似合う曲だなって思ったりもするんで、そういう所での表現も出来たら良いなって思います。

―― 大きい所でも観てみたいですね。

JUN:大きい所で「Always」を歌いたいですね。

―― なるほど。

JUN:(笑)、みんなで歌って下さい!って言って。

―― この曲はみなさんに共感してもらえると思うので楽しみですよね。では最後にファンのみなさんに向けてメッセージをお願いします

JUN:キャッチーでギターサウンドの効いたパワーポップっていうのをたぶん僕はこれをもう一生貫き通すものだと思っていて、自分はそこでしかないと思っているんですね。

その楽曲達っていうのは僕自身、本当にみなさんが今このビジュアル系っていうジャンルだけでなく、本当に音楽を好んで聴いて頂ける人達に絶対、何かこう手に取ってもらえるものだと僕は信じているし、すごくそう思ってるので、きっかけは何でも良いので是非聴いて頂いてそれを楽しんで頂きたいなっていう思いが一番で。

きっとそれを好きになってもらえるんじゃないかなっていう思いで作ってるので、みなさんでSPIV STATESの輪を広げて行けたらこの先もっと面白いことになるんじゃないかなって夢を楽しく抱いているので、みんなでこの世に一つしかない、一度限りの面白いものをSPIV STATESと作って行って欲しいなと思います。

今後の活動も期待していて下さい。

―― ありがとうございました。

JUN:ありがとうございました。

(text by takahashi)



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